2月1日教育会館で,市政連(金沢市民主教育政治連盟)議会報告会が開催されました.盛本芳久,森一敏,山本由起子の3議員が,各議会ごとに報告を行なっています.

 11月議会報告で,志賀原発再稼働をめぐる議会質問と執行部の姿勢について報告と解説を行いました.
福島事故の原因究明,収束,それに基づく耐震設計指針等の見直し,安全対策,防災計画の抜本見直しと検証,これらが揃わない限り再稼働論議にも入ることができないとの基本的な考え方のもと,その認識を県当局に質したわけです.しかしながら,県はストレステストの結果と各機関の評価,そして,政府判断,住民合意で再稼働をすすめるという姿勢を固めてきています.
 防災計画も,その条件の一つと考えますが,仮に原発が動かないとしても,プールに貯蔵されている,使用済み核燃料や,燃料体が地震等で冷却不能になったり,崩れ落ちるということがあれば,核物質の拡散は起こりうるのです.この重要性も報告の中で訴えました.

 また,少人数学級の実施状況,来年度の国の予算と石川県の対応等についても報告しました.

 100人あまりの参加者には,熱心に報告を聞いていただき,放射線教育の副読本の問題や,放射線の過小評価に騙されないようにすること,また,県・市議会で質問のあった土曜授業の問題等について質問や意見が出ました.

1月活動日誌

 2日 ■ 新春演奏会出演:エムザ
 5日 ■ y通信編集会議
    ■ 連合石川・労福協2012新春の集い:ANAクラウンプラザホテル
    ■ 県平和運動センター・勤労協2012新春の集い:スカイホテル
 6日 ■ 県教組2012旗開き:教育会館
    ■ 自治労石川県本部2012旗開き:都ホテル
    ■ 七尾高校25期生同窓会
 7日 ■ 全国一般労組結成50周年記念祝賀会・2012旗開き:労済会館
 8日 ■ 金沢市消防出初式:金沢城公園
    ■ OEK定期公演鑑賞:音楽堂
10日 ■ 社民党の声:兼六園下
    ■ 県保健環境センター視察
    ■ y通信編集会議
    ■ 学校訪問:西南部小・中
11日 ■ 学校訪問:米泉小
12日 ■ 学校訪問:西小
    ■ 連合金沢地協NEW YEAR旗開き:労済会館
14日 ■ 社民党県連四役会議,常任幹事会,支部代表者・議員団会議
    ■ 社民党県連合2012新春交歓会:スカイホテル
15日 ■ 尺八星雲会新年会
16日 ■ 学校訪問:馬場小,小坂小
17日 ■ 学校訪問:千坂小,北鳴中
18日 ■ 社民党県連合原発に関する県知事申し入れ
    ■ 全農林労組2012旗開き:エクセルホテル東急
    ■ 盛本後援会幹事会
19日 ■ 議会運営員会
    ■ 高教組2012旗開き:地場産業センター
    ■ 県教組金沢支部委員会:教育会館
20日 ■ 学校訪問:いしかわ特別支援
    ■ 私教労連2012旗開き:アパ金沢
21日 ■ 教職員卓球大会:県総合スポーツセンター
    ■ サタデー社民党の声:武蔵が辻
    ■ 弥生小学校下新年互例会:国際ホテル
22日 ■ 森一敏後援会・もりもり大新年会:都ホテル
23日 ■ 社民党の声:松村交差点
    ■ 学校訪問:三谷小
    ■ ティグレ新春の集い:ホテル金沢
24日 ■ 原発防災を考える議員学習会:志賀町文化ホール
25日 ■ 金沢市退女教新年会:あまつぼ
    ■ 予算委員会理事会
    ■ 社民党金沢常任幹事会:県連事務所
26日 ■ 北陸鉄道労組・政治センター旗開き:スカイホテル
    ■ y通信編集会議
27日 ■ 放射能測定器見学会:金沢市食肉流通センター
    ■ 学校訪問:ろう学校
    ■ 金沢竹平和運動センター・勤労協2012旗開き:労済会館
28日 ■ 原子力防災学習会・末田一秀氏講演:教育会館
29日 ■ くるま座映画会・新年会
30日 ■ 厚生文教委員会
    ■ 全国一般芝寿し新年会:テルメ金沢
    ■ 学校訪問:港中,鞍月小
31日 ■ 原子力防災議員学習会打ち合わせ会:ものづくり会館
    ■ 教育総研教育財政部会:教育会館
    ■ 学校訪問:粟崎小
    ■ 盛本後援会幹事会

 福島第一原発4号機は,原子炉圧力容器に核燃料は入っていません.使用済み燃料がプールに入っています.しかし,爆発によって建屋は相当に破損しており,このプールの強度には不安があります.底部を鋼鉄の柱で補強をしました.
 原発が定期点検に入った時,このような状態になります.発電をしていなくても,危険な核燃料や使用済み燃料はそこに存在していて,冷却を続けなければなりません.
 言い換えれば,プールが壊れ,核燃料が露出し,冷却ができなくなれば,核物質の反応,発熱,溶融,爆発,放射性物質の拡散が起こるわけです.

 原発を作った以上,たとえ運転を停止したとしても,危険は存在する,そして,その時に被害を最小にする防災,避難計画が必要となってきます.
 そのような視点で,原子力防災の批判と研究を行い,より実効性ある計画の策定を求め活動を続けている末田一秀さんの講演を聴講しました.

 「原子力」防災を,深く研究し,より現実的なものにしようとすると,どう考えても,本当にそのような事ができるのかとなるのです.それは,必要となる費用の面でも,避難の可能性についてもです.放射能から逃れるのは並大抵のことではできないということです.フクシマがそれを証明してしまいました.

末田一秀 「環境と原子力の話」
  http://homepage3.nifty.com/ksueda/

 子どもを放射能から守る会いしかわの結成を計画している市民の皆さんと,森,山本市議らと共に,7日,金沢市食肉衛生検査所に配備された簡易放射能測定器と検査体制について視察を行いました.

 県外から,県金沢食肉流通センターのと畜場に入る牛肉の放射能の全戸検査(出荷された全農家)が行われています.と地区された牛の首筋の肉を取り,これを350g程度にして測定器にかけると説明がありました.検査時間は15分とのことでしたが,検査用の資料にするための前処理に時間がかかるといいます.
 できれば,全頭検査を求めたいところですが,このように,測定器一台では全戸検査にとどまらざるをえない様です.しかし,同じ農家であっても,一定の時間が経過していれば再度の検査も必要ではないかとの意見も出ました.これにつては,課題であり今後検討が必要との認識でした.

 汚染は拡大するばかり,他の食品も検査できる体制を県内全域でつくらなければなりません.また,市民として検査室を立ち上げ,より多くの検体を測定できるようにするとりくみも必要になってくるでしょう.
 大丈夫,大丈夫の言葉を信じ,後年,後悔することがないよう,放射線には過敏と言われるほどの注意と警戒は必要です.
* 牛肉の放射性物質検査結果
   http://www4.city.kanazawa.lg.jp/23040/syokuniku/syokuhin_kensa.html

 24日,志賀町文化ホールで「原発防災を考える議員学習会」が開催されました.羽咋市の浅野議員,七尾の山添議員,輪島の高田議員が呼びかけ人となって開催されました.
 原発の存続については,議員によって意見の別れるところですが,原発防災計画の抜本見直しの必要性は意見の一致するところです.国がUPZとして30kmを示し,これに基づき新たに防災計画を策定しなければならない市町もでてきます.福島第一並の事故が起これば,能登半島が孤立する自体も想定しなければなりません.
 県内自治体の議員は党派を超え40数名,一般市民10数名が参加し,熱心に県の説明,柏崎からの報告,七尾市,羽咋市のとりくみに耳を傾けました.

 県の危機対策課の,国の防災指針見直しと県の防災計画策定についての説明は,依然として,国の計画待ち.法的にはその通りであるが,やはり,石川県の地勢学的特徴を考慮した計画のためには,主体的に作業を進めて行かねばならない.その,危機意識と積極性が感じられないという不安・不満の声が多く出たのは当然でしょう.

 新潟.柏崎市の高橋市議の講演では,信頼できない国に頼らず独自の考え方で,様々な組織や計画策定をすすめる新潟方式が報告されました.石川県はこれでいいのかとまた声が出ます.

 さて,国は新しい防災指針を春には示し,県の防災計画を9月までに策定するよう求めています.そのような短期間で実効性のある計画を完成させることは出来るのか,極めて疑問です.我々議員も厳しい検証をしていかねばなりません.

 21日,国際ホテルで,全町会合同では2回目の弥生校下新年会が開催されました.

 昨年末急逝された中井伸二さんを引き継いで連合町会長に就任された相河久嗣さんは,防災の観点で,弥生小学校と泉中学校の建替え,弥生公民館のバリアフリー化,弥生校下の各地域の歴史と文化を踏まえた特徴的地域づくりを提案されました.泉の獅子舞や雀谷川の環境整備等々です.

 東北大震災の例を引くまでもなく,災害時には地域コミュニティーがしっかりしているといないとでは,安否確認や救助の状況が大きく異なります.さまざま煩わしさもないわけではありませんが,仲の良い町会,校下は実現したいものです.
 ソフトとハード,両方の整備充実が求められますが,議員という立場で努力することを表明し,新年のご挨拶としました .

 21日,県総合スポーツセンターで今年も教職員卓球大会が盛大に開催されました.私が教員となった1977年にもう既に開催されていましたが,おそらく50年以上の歴史ある大会です.もちろん教職員の親睦行事ですが,勝負と賞金が掛かっていますから真剣です.

わが,教職員組合書記局チームは小学校Dブロックに出場,1回戦は不動寺小学校との対戦です.男子ダブルス,女子ダブルス,混合ダブルス,女子シングル,男子シングルと行われ,チームの勝敗が決まります.盛本芳久,森一敏のモリモリダブルスチームは,フルセットの末勝利.まずは,自分が勝ったので一安心.しかし,後が続かず1回戦敗退でした.

年に一回,この一日だけラケットを握っての試合ですが,見るのもやるのも楽しいひとときでした.久々に会うかつての同僚との少しの立ち話もほっとするものです.
教職員も,かつては大会に向けて放課後練習をやったり,練習試合を企画したりしましたが,いまや,学校は多忙を極め,そんな時間は取れないようです.しかし,レクリエーションは大事.この大会は,同じく教職員厚生協会が主催するバレーボール大会とともに大事にしていきたいものです.係の教組執行委員の皆様に感謝!

 1月18日社会民主党石川県連合は,谷本知事に対し「志賀原子力発電所の運転再開に関する申し入れ」を行いました.
1201原発再開に関する申し入れ書

 福島事故の徹底究明と,それに基づく抜本的安全対策と防災体制の強化を国に求めること,UPZを県内全域に拡大すること,県原子力環境安全管理協議会(安環協)の体制見直し,これらの条件を満たさない中での運転再開のどういをしないこと,を申し入れました.
 県は,危機管理監が対応し,申し入れに対する現段階での県の見解表明を行い,質疑応答,意見交換を行いました.

 県は,できる限りの仕事は進めるが,国に先んじて対策を決定していくことは困難が大きく,要望については,全国の原発立地県でつくる協議会を通じて届けており,今後もそのようにしていきたいと述べました.
 防災体制の拡充については,実効性のあるしっかりした計画をつくっていかねばならず,そのためには国がますその中身をしっかり示すべきだと答えました.それは当然のことですが,石川県特有の地理的条件を勘案し,避難計画や避難受け入れなどを主体的に考え,国にもそれを積極的に伝え,要望すべきです.
 しかし,この点については,まず国がという,従来の姿勢を崩すことはなく不満の残るものとなりました.また,安環協の委員に現在より拡大した市町代表を加えることや,学識経験者として,原発に厳しい意見を持つ学者などを入れることも提案しましたが,これも,前向きな回答を得ることはできませんでした.

 現状が再稼働の条件を満たす段階でないことは明らかですが,ストレステストの結果によって「安全」であると評価され,これが妥当であるとの見解が各段階で進んでいけば,再稼働の動きが具体化していきます.しかし,福島の事故原因が,揺れによる配管破断である可能性があることも否定し続け,防災計画も完成して検証もなされないままの運転は無謀といわねばなりません.
 この点について,強調して,今後の石川県の判断に誤りないよう訴え,申し入れを終了しました.まだまだ,とりくみは続きます.

TKC48/2012星雲会新年会

| その他 |

15日,星雲会の新年会を開きました.

六段の調,八千代獅子,越後獅子を合奏し,この一年,一層の研鑽を誓い合いました.引き続き大宴会.
今年も賑やかに,若者たちに囲まれて飲み語る.楽しいひとときです.

金沢大学竹糸会は,ひたすら古典邦楽をやるサークルでありながら,部員は48名という大人数を誇っているとのこと,TKC(ちくし)48と称しているとか.邦楽アイドルグループも夢ではないかもしれません.

二日後の17日は私の誕生日,ケーキを準備してくれて,ハッピーバースデイの斉唱もついてお祝いをしてくれました.感謝・感謝です.この若者たちの未来を希望あるものに・・・ いっしょにがんばろう

 

1月14日,新春恒例の社会民主党石川県連合新春交歓会を開催しました.社民党県連の代表としては初めての交歓会です.2012年新しい社会のあり方を求めスタートしなければならない年であり,2011年は忘れてはならない年であることを,挨拶の中で訴えました.
 新春の和やかな交流が進む一方で,福島の強烈な印象と怒りの記憶を失うことなく,署名や街宣,学習会,議会での発信などを強化していくことを参加者全体で確認しました .

来賓の谷本知事は,福島原発事故は収束していないし,自己原因も明らかになっていない,国も人によって言うことが違い,統一した見解が示されていない,しっかりと方針を示すべきだと述べました.
まさにそのとおりの状況です.しかし,防災もエネルギー政策も石川県としてもしっかりやるべきことはあるわけで,安全規制や石川県半島地域の地理的特性,自然環境や産業構造などを考慮しながら独自の方針提起と実行,国への強力な働きかけを求めていきたいと思います.

福島原発事故から10カ月が経とうとする1月10日,環境放射線のモニタリング体制について調査するため,県保健環境センターの視察を行いました.議員と市民総勢11名の参加となり,熱心な質疑応答が行われました.

志賀原子力発電所周辺での環境放射線モニタリングは,空間放射線と飲食物等に含まれる放射性物質の測定がおこなわれています.
志賀町と周辺の9か所と能美市に1か所,環境放射線観測局があり,県内34か所の積算線量計,そして,モニタリング・カーによって空間線量の測定が24時間体制で行われ,保健環境センター施設内では,年間計画に基づき,原発周辺から採取した農畜産物,海産物,その他,土壌,大気浮遊じん,降下物,水道水,海水,海底土のサンプル中の放射性物質の量が測定さています.その他,サーベイメータなど,持ち運び可能な簡易測定機器による測定も適宜行われています.

3.11は,福島原発周辺の機器がことごとくダウンし放射線量が測定できなくなり,各地から可搬型モニタリングポストが現地に貸し出され,線量測定が行われました.福島への運搬は3月12日から行われましたが,運搬途中,設置の時期に水素爆発が起こり,被ばくの危険と隣り合わせの中設置されたと説明がありました.現在は,福島の機器は更新され,石川県の機器は除染,返還され,輪島七尾小松金沢の各所でモニタリングで稼働しています.

 環境放射線監視はコンピュータ・ネットワーク・システムの中で管理されていて,原子力センター,志賀町監視センター,保健環境センター,で監視とチェック,県庁や志賀町,七尾市,羽咋市,中能登町の役場,役所庁舎の表示板やホームページ,携帯サイトで,その数値が,常時公開されています.
 非常事態における情報公開や,その状況に応じた迅速で的確な指示は,国や県に求められていますが,オフサイトセンターの位置の問題等もあり,今後抜本的に見直しは必要となります.

飲食物の放射性物質測定は,志賀原発周辺のサンプルで調査されています.福島原発由来の放射性物質の汚染状況の調査は,牛肉や米,輸出用の食品の保障のための測定は行われていますが,東北関東などの食品の測定は行われていません.あくまでも,出荷側の調査,測定によって汚染の有無が確認される体制となっています.しかし,東日本13都県では,学校給食の食品中の放射線量の測定が行われることになっています.

市民の間には,不安のある食品等の測定を求める声もあり,現にそのようなニーズに答える二本松の市民測定所で,粉ミルクの汚染が発見されたのです.今後,汚染の拡大と,汚染食品の変化も起こると考えられ,この施設が有効に運用されるよう検討していく必要があります.

センター紹介リーフレット
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hokan/documents/panf.pdf

石川県保健環境センターニュース
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hokan/news/news-j.html

石川県の大気環境の状況
http://www.pref.ishikawa.jp/cgi-bin/taiki/top.pl

文部科学省 放射線モニタリング情報
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/

12月

 1日 ■ 学校訪問:緑中
 2日 ■ 県議会代表質問
    ■ 議会運営員会
    ■ y通信編集員会:教育会館
    ■ 学校訪問:金石中,大徳中
 3日 ■ 金沢大学竹糸会演奏会:教育会館
    ■ 地域生活支援センター「ポレポレ」忘年会
 4日 ■ 社民党金沢学習討論集会(~5日):青少年総合研修センター
       「地域から考える私たちの公共交通」 谷内昭慶さん,横田昌三さん講演
 5日 ■ 学校訪問:大徳小,木曳野小
 6日 ■ 社民党の声
    ■ 県議会一般質問
    ■ 学校訪問:大野小,緑小
 7日 ■ 学校訪問:三和小,安原小
 8日 ■ 県議会一般質問(盛本質問)
    ■ 金沢大学石川研究室学生との交流会
 9日 ■ 公運労協定期総会:北陸会館
    ■ 南京大虐殺幸存者証言集会:教育会館
10日 ■ さよなら!志賀原発 七尾集会:サンライフプラザ,市内デモ
11日 ■ サンデー社民党の声:武蔵が辻
12日 ■ 社民党の声
    ■ 県議会厚生文教委員会
    ■ 県議会広報広聴部会
    ■ 学校訪問:押野小
    ■ 社会法律センター総会:北陸会館
13日 ■ 県議会農業研究会 TPPについて 鈴木宣弘さん講演
    ■ 議会政策調査会研修会 議会改革について
    ■ 学校訪問:清泉中
    ■ 盛本芳久後援会幹事会
14日 ■ 議会運営委員会
    ■ 県議会11月定例会 採決,閉会
    ■ y通信編集委員会
15日 ■ 全港湾労組県への申し入れに同行
    ■ 社民党金沢常任幹事会:県連事務所
16日 ■ 食とみどり,水を守る全国集会(17日):名古屋
        「震災・原発事故と食料,農業・環境問題」シンポジウム
18日 ■ ユンボンギル追悼法要:野田山暗葬の跡地
19日 ■ 性的マイノリティーの人権に関する要請受ける
    ■ 学校訪問:額中
    ■ 民主党・社民党懇親会
20日 ■ 県教組金沢支部執行委員忘年会
21日 ■ 原発防災を考える議員連絡会:七尾ワークパル
    ■ 社民党OB会
22日 ■ 金沢開発協議会県知事要望:県議会
    ■ 社民党県連常任幹事会
24日 ■ サタデー社民党の声:香林坊
    ■ 市民の政策研究会「くるま座」忘年会:くるま座
25日 ■ 徳井久康さんの実践に学ぶ会:金沢高校
    ■ 科学教育研究会懇親会
26日 ■ 後援会年末あいさつ回り
    ■ 教育会館忘年会
27日 ■ y通信編集会議
    ■ 長田良一さんを囲む会:サンルート小松
31日 ■ 年末社民党の声:武蔵が辻
    ■ 新春演奏練習会:エムザ

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
国際環境NGO FoE Japan
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)

12月19日,上記の5団体が「運転再開に関する政府交渉」を行いました.
この模様がメール配信されましたので公開します. watch?v=EwVrpEWy3Bw

福島第1原発で,地震によって配管が破断した可能性は否定できない
運転再開については,安全協定が結ばれる地域への説明と理解が必要

ということが確認されました.

 12月14日,定例会が閉会しました.
 8日には一般質問に立ち,志賀原発の安全対策・防災体制,放射能汚染等について質問に立ちました.

一般質問の全文
http://molimoto.com/?p=649
議会中継(12月8日午後2人目)
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/gikai/cyukei/cyukei.html

 今回も提案した脱原発に向けた意見書2本は,いずれも不採択となりました.保守会派の原発存続の壁はまだ厚いのです.しかし,個々には脱原発の考え方の議員もいます.粘り強く訴え続けます.

 7月の中央公園での3,000人集会,9月東京での6万人集会,10月志賀町での署名・街宣活動に続き,12月10日実行委員会は七尾での集会とデモを主催しました.

 富山からの参加者を含む約500人の参加者は,福島の國分さんの講演を聞き,福島の現状をあらためて深く心に刻み,原発は人類と共存できないとの思いを確認・共有しました.

 志賀原発の再稼働の動きはまだ表面化していませんが,いくつかの条件をなし崩し的にクリアしていって,再稼働に一気に突き進むかもしれません.
 しかし,地元,県民の反対の声が大きければそれを強行することはできないはずです.
 粘り強くとりくんでいきます.市民とともに!

今年も金沢大学竹糸会の演奏会が開催されました.今年も,後輩たちの,よく練習したことが伺える好演が目立ちました.
学業も忙しい状況ですが,まだまだ上手くなれます.若い脳の吸収力はすごいですから.

11月

 1日 ■ 防災対策特別委員会視察(31日~2日):名取市議会,石巻市
 2日 ■     〃            :相馬市
 3日 ■ 憲法を守る会集会:金沢市役所前,市内デモ
    ■ 平和憲法公布65周年記念石川県民集会:教育会館
       中島哲演氏講演
 4日 ■ 決算特別委員会
 5日 ■ 生涯学習フェスタ:享誠塾グラウンド
 6日 ■ 芦中町会バス旅行:能登島水族館,和倉温泉,志賀町アリス館
 7日 ■ 決算特別委員会
    ■ 学校訪問:兼六中,菊川町小
    ■ 社民党金沢常任幹事会:県連事務所
 8日 ■ 決算特別委員会
    ■ 学校訪問:材木町小,味噌蔵町小
 9日 ■ 厚生文教委員会
    ■ 議会運営委員会
    ■ 決算特別委員会
    ■ 学校訪問:田上小,杜の里小
10日 ■ 決算特別委員会
11日 ■ 石川県消費者大会:文化ホール
    ■ 連合石川秋闘総決起集会:中央公園
    ■ ソプラノ&オルガンデュオコンサート鑑賞:音楽堂
12日 ■ さよなら!志賀原発 街頭行動:志賀町
13日 ■ 社民党県連各界各層懇談会:労済会館
    ■ サンデー社民党の声:武蔵が辻
14日 ■ 社民党の声:窪
    ■ 議会改革広報広聴部会
    ■ 教育総研教育財政部会:教育会館
15日 ■ 厚生文教委員会(17日):沖縄県
      あおぞら保育園,首里城,
      健康科学財団,ネイチャー未来館,桜山荘「共に生きる町」こはぐら
      平和祈念資料館
18日 ■ 原発関連自治体議員協議会:七尾労働会館
    ■ 学校訪問:高岡中
19日 ■ 金沢市勤労者議会:労済会館
    ■ 教育改革キャンペーン「異議あり!教育の政治支配」:地場産業センター
    ■ 細野祐治加賀市議会副議長就任感謝の集い:長生殿
20日 ■ 社民党躍進イベント・福島瑞穂党首を迎えて:都ホテル
21日 ■ 金沢開発協議会中央要望:各省庁
22日 ■ 学校訪問:夕日寺小,鳴和中
    ■ 河野太郎と語る日本のエネルギー:文化ホール
23日 ■ 大衆運動活動家顕彰会:卯辰山顕彰碑,フレンドパーク
    ■ 盛本後援会事務局会:教育会館
24日 ■ 補正予算議員説明
    ■ 学校訪問:浅野町小,森山町小
    ■ 会派議員団視察報告会
25日 ■ 教育弘済会幹事会
    ■ 国公総連北陸地本改組記念レセプション:マリエールオークパイン
    ■ 学校訪問:長田中
    ■ 教育総研家庭地域教育部会
26日 ■ サタデー社民党の声:香林坊
28日 ■ 社民党の声:中村町
    ■ 学校訪問:明成小,長田町小
    ■ 県教組金沢支部書記局懇親会
29日 ■ 社民党地方議員団会議・公共交通:労済会館
    ■ 学校訪問:浅野川中,諸江町小
30日 ■ 議会運営委員会
    ■ 県議会開会,知事説明,採決
    ■ 学校訪問:浅野川小,大浦小

10月

1日 ■ 石川県三曲協会定期演奏会:赤羽ホール
2日 ■ 国際交流まつり:市役所前広場
■ ポレポレバザー:それいけ仲間たちの家
3日 ■ 社民党の声:押野、西南部
■ 石川県平和運動センター定期総会:労済会館
■ 学校訪問:泉野小,長坂台小
4日 ■ 労働者福祉協議会議員懇談会:フレンドパーク
■ 市政連議会活動報告会:教育会館
5日 ■ 自治労自治労石川県本部定期大会:労済会館
■ 金沢市戦没者慰霊式:金沢市文化ホール
■ 学校訪問:内川小中学校
6日 ■ 学校訪問:城南中学校
■ OEK定期公演鑑賞
7日 ■ 石川県原子力環境安全管協議会(安環協)への公開質問状提出
■ 清風連帯議員団原発勉強会
■ 学校訪問:南小立野小,新竪町小
■ 金沢おしゃれメッセ2011オープニングレセプション
8日 ■ 硏箏会「千鶴の会」練習会
■ 社民党県連常任幹事会
■ 広瀬隆講演会「福島原発の真相と放射能汚染の恐怖」:教育会館
9日 ■ 硏箏会千鶴の会定期演奏会:女性センター
■ 保坂展人講演会:教育会館
10日 ■ 保坂展人とまわるエネルギー政策視察
上神寺津水力発電所,臨界水質管理センター消化ガス都市ガス化プラント
12日 ■ F15Jタンク落下事故に関わる抗議・要請:自衛隊小松基地,小松市
13日 ■ 県議会海外視察事前研修会
■ 金沢市勤労協議会報告会:労済会館
14日 ■ 議会運営委員会
■ 県教育研究集会打ち合わせ:地場産業センター
15日 ■ サタデー社民党の声:武蔵ヶ辻
■ 民主党県連パーティー:ホテル日航金沢
16日 ■ 宮下登詩子さんご苦労さん会:スカイホテル
■ 中国強制連行訴訟支援会総会,慰労会:教育会館,こうや
17日 ■ 社民党の声:松村
■ 社民党パーティー挨拶まわり
■ 学校訪問:盲学校,小立野小学校
18日 ■ 鈴木大拙館開館記念式典;歌劇座,大拙館
19日 ■ 学校訪問:俵小
■ 社民党金沢常任幹事会
20日 ■ 連合石川最低賃金キャンペーン街頭宣伝:金沢駅東口
■ 厚生文教委員会
■ 県教組穴水輪島支部委員会,羽咋支部委員会
21日 ■ 森林環境税勉強会:県議会
■ JR西労並行在来線県知事要請,報告集会:県庁,勤労者プラザ
■ 石川県教育研究集会:能美市(~22日)
23日 ■ 県議会海外行政視察(~30日)
ドイツ:フライブルク,スイス:ベルン,ルツェルン,イタリア:フィレンツェ
再生可能エネルギー,公共交通,核シェルター,アグリツーリズム
31日 ■ 県議会防災対策特別委員会視察(~2日)
福島県議会,名取市,石巻市,相馬市
原発事故対応,復興状況,除染作業

県議会の海外視察は,各会派それぞれの問題意識により提案された視察先と内容を検討委員会でいくつかに絞込み,その内容を全議員に示し,参加希望者が一定数に達したときに実施される方法がとられている.

 今回のヨーロッパ,特にドイツのフライブルク市を中心とする環境施策調査は,私の提案も入っており,希望していたものである.それに加え,スイスの核シェルターや観光施策,イタリアのアグリツーリズモの取り組み調査についても,2011年3月11日を機にこれからの日本や各地域,特に地方都市や農村地域によって成り立つ石川県の今後を考えていく上で重要なテーマであったため,即参加を決めた.幸い希望者も揃い実施に移された.

いずれの視察地も,広い視野と長期的な展望の上に立った計画と施策の実施を市民と行政が一体となって進めている姿を見ることができた.そして,ヨーロッパの重厚な民主主義の歴史に支えられていることも実感した.以下,各視察地での調査内容と所感である.

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ドイツ フライブルク市

■エネルギー・エージェンシー・レギオ・フライブルク

 ドイツ南部を縦断するシュヴァルツヴァルト(黒い森)の南端に位置するフライブルク市は,30年ほど前は原発建設計画があり反対運動が激しかった地であると聞いた.そして,この計画がなくなった時から持続可能な街づくりが進められてきた.

最初の視察地,エネルギー・エージェンシー・レギオ・フライブルクで,我が視察団の石坂団長は,日本は原発事故によってエネルギー政策の見直しが求められている,フライブルク市の政策を参考にしたいと挨拶したが,所長のトマス・バウアー氏は,この地では原発はもう過去のものであるが,20km先のフランスの原発が心配である,国家間の問題で困難はあるが,地域をあげての脱原発運動を強化していると答えた.

さて,このエージェンシーは市や企業の出資により1999年に発足した独立採算の公営企業であるが,発足以来1,500にも上る環境プロジェクトをコーディネートしている.行政,企業,大学,市民を組織化し,施設の省エネ化,再生可能エネルギー導入,環境教育・啓発事業など多種多様なとりくみを進めてきた.目標は100%ローカルエネルギーである.カオスから組織的変化へという所長の言葉は,政策とともに市民・企業活動を結びつけることの重要性を示している.もちろんドイツの再生エネルギー法がひとつのステージを確立し,環境経済が進んだことも強調していた.このようなエージェンシーがドイツには25存在し,本エージェンシーは100万人の人口圏を担当しているとのことだった.同様なとりくみがドイツ全体で行われているということであった.

 この国の環境施策と国民の意識に支えられ,再生可能エネルギーの比率が順調に上昇しているのは,このような広く厚みのある活動が根底にあるからである.

ようやく成立した日本での再生エネルギー法の施行は2012年7月である.これに連動した国と自治体,そして,企業や市民のとりくみにとって,ドイツの事例は大いに参考になるものである.石川県においても,来年度エネルギー政策室(仮称)が開設されるが,日本における先進地になるよう議会としてもとりくんでいくよう努力したい.

■ヴォーバン団地

エコロジー配慮型としてフライブルク市が開発した,面積が約40haの住宅団地である.美しい街並み,車を極力排除した道路,省エネルギーが特徴

で,厳しいエネルギー制限も契約に盛り込まれている.

各家の玄関前の植栽は決して画一的ではない.これは,道路端約1mの市の土地をその家に貸与し,自由に植物を植えることができる仕組みになっているからである.また,家の色や造りの規制は緩く,揃っているのは建物の前面の位置ぐらいのように見えた.景観としては,無秩序ではないが,自由で楽しい雰囲気をつくりだしている.これが,この街づくりのセンスを示しているようだった.

自家用車も,完全に認めないというのではなく,持たない家族,離れた共同駐車場を利用する家庭,カーシェアリングを利用する家族と,そのいずれも認められている.しかし,この街を縦横に走る公共交通としての路面電車(LRT,BRT)によって,市民の足は確保されているので,車に頼らなければならない理由はない.自然に自家用車の使用が抑制されているのである.

■シュリアベルク プラスエネルギーハウス団地

更に徹底した省エネルギー(というより,エネルギー0あるいは+)団地がここである.建物の構造も十分な断熱,2重窓,熱を逃さない換気装置等が備えられ,日中の採光を確保したり,夏は山からの冷気を利用したりして,なんと,冬は外気が−15℃でも暖房が必要ない,夏は冷房がいらないという建物となっている.

 そして,各世帯には太陽光発電のパネルが設置され,発電,売電されている.結果としての,パッシブハウス,ゼロエネルギーハウスを超えた「プラスエネルギー」の考え方で設計されたものである.

設計する企業と技術者,理念を共有し,ここに住もうとする市民,これを支える法制度,自治体の支援,これらがあいまってこのような街角が出現するのである.

■ソーラー・プロジェクト フラウンホーファー研究所,SCフライブルク・スタジアム

環境関連の研究施設や企業もこの市には多く立地されている.太陽光発電の効率向上の技術開発や,需要と供給管理の

マネジメント,普及のための研究をおこなっているのが,フランフォーファー研究所である.再生可能エネルギーの研究,導入,普及拡大によって新たなビジネス,経済のしくみが生まれてきている.

 サッカーのドイツ・ブンデスリーグのSCフライブルクのスタジアムは,ヨーロッパ最大のソーラー設備を持っている.施設全体で使用する電力をほとんど自前でまかなっている.そして,芝の暖房もエコ・エネルギーが使われている.

ここでもまた,できる所で,できることは何でもやる,使えるエネルギーは小さくても見逃さないという徹底ぶりが見えるのである.

■市環境局レクチャー

ここでは,フライブルク市の交通政策,エネルギー政策,再生可能エネルギー,新エネルギー,廃棄物対策,自然保護など環境政策全般について,環境局長のヴァナー氏からレクチャーを受けた.

 交通政策においては,市民への有利な乗車パスの発行などで,公共交通としての市電の優先し,自転車が走りやすい道路整備,自家用車のパーク・アンド・ライド推進によって,市街地の自家用車乗り入れは減少したと説明があった.石川県としては,市内へのLRT(路面電車)の導入や,自転車通行帯の整備など,金沢市が参考にできる点が多くあると思う.市民の理解と納得,法的なハードルもあると思うが,まず,その方向性を定め実行する意志があるかどうかである.議会でも議論していきたい.

エネルギー政策においては,これまで環境関連の200のプログラムを作ってきたそうだ.そのキーワードは,持続可能性と原発非依存である.省エネと再生可能エネルギー促進,新エネルギーのテクノロジー開発でロー・エネルギー・スタンダードを確立することだと述べた.再生可能エネルギーの目標値も示されていた.そして,これらのとりくみが雇用も創出している,人口20万人のこの市で,ソーラー・ファクトリーで2,500から3,000人の労働者が職場を確保しているということだ.また,火力発電でもコジェネレーション発電で,出た熱を配管で家庭に配熱することによって90%の熱交換を実現するとりくみも紹介された.

廃棄物対策では,発生抑制,リユース・リサイクル,排出抑制のとりくみにより,廃棄物の抑制を徹底している.日本でも同様の取り組みは,進みつつあるが,ドイツのスーパーやドライブインなどでのPETボトルのリユースや,簡易包装などを見れば,まだまだといわなければならない.

フライブルクという街は,やや語弊があるかもしれないが,楽しみながら,かつ,緻密にエネルギーの小規模分散と地産地消を進めるしかけをつくって,これを実践している.この先進的なエネルギー政策,街づくりはドイツ全土に影響を与え,国内外に拡大している.日本においても,大規模集中から,小規模分散,再生可能エネルギー拡大政策の実行に遅れることがあってはならない.やはり,ネックは原発依存にあると言わざるを得ない.

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スイス ベルン市

■市観光局広報担当者レクチャー

 スイスでも近年大きく観光客の入れ込みを増加させているのが,このベルンである.この旧市街地はユネスコの世界遺産にも登録されており,中世ヨーロッパの都市の姿を今に伝える大変きれいな地で知られている.観光局のマーク・シュテファン氏によれば,スイスを中心とした長期滞在型の観光の中心地として売り込みを強化しているという.

世界遺産登録による観光客増の影響について聴いてみたが,ヨーロッパ各国の世界遺産の数は日本の比ではなく,これが大きなファクターになるとは考えていないとのこと,全くそのとおりである.日本の石川,金沢への外国人観光客誘客には,そんな認定ブランドとは違う魅力発信が必要ということである.

景観維持のための様々な規制と歴史的建造物の保護のとりくみは,市民の意見と議会での議論を経ながら,時間がかかっても,納得の上で進められている.ここでもまた,路面電車と自転車通行帯は常識となっていた.

ベルン市は,アインシュタインが相対性理論を出筆した地であるし,私の好きな画家パウル・クレーが半生を過ごした地でも

ある.アインシュタイン・ハウスの訪問はかなったが,2005年にオープンしたパウル・クレー・センターの見学はできなかった.この世界的科学者と芸術家の縁の地であることも,この都市に厚みをもたせている.

ルツェルン市

■地下核シェルター施設

 永世中立国であるスイスには核シェルターが今もある.各家屋にも地下にシェルターを設けることが定められている.この施設は家が古くシェルターを持たない市民が非難するためのものである.冷戦時代の核の脅威対策として建設され,2万人の市民を約2週間収容するための就寝場所や厨房,便所,病室,手術室などを完備している.

非常時に,1.5kmの高速道路のトンネルの両端を1mのコンクリート壁で塞ぎ,ここを仕切ることによって避難施設とするが,このトンネルに通じる6階建ての施設が地下に建設されているのである.

冷戦の集結とともに2002年に閉鎖が決定され,一部が災害時の避難者2,000人を収容する施設として機能を残しているが,日本の福島原発の事故と放射性物質放出によって,この施設も必要との声が高まっているようである.しかし,一方では,こんな所で過ごさなければならないのなら死んだほうがましだと言っている市民の声もあるのだという.やはり,核廃絶の道しかないのである.

■ルツェルン市議会

ヨーロッパの基礎自治体の議会(市議会)は,実費程度の報酬によって議員がボランティア的に働いているのが普通である.もちろん,議会は仕事に大きく影響を与えず開催できるように,時間帯も設定されているし,仕事そのものも夕刻には終わるのが当たり前である.その議会を膨張することができた.

 議員の年齢が若いことや,1期4年を何期も務める議員が少ないことは,日本との大きな違いである.目的を持って立候補し,一定の成果が出れば退任するという形が普通になっている.

この日の議会では,経済的に厳しい移民の子どもの教育費を市が援助することの是非について議論がなされていた.この国でも経済格差と教育が問題となっているようだった.

石川県での議会改革が進められているが,県民に身近な議会をめざし,更なる情報公開や広報・広聴のとりくみも進めている.今後,歴史あるヨーロッパの地方自治,民主主義の現場についても更に勉強の必要性を感じた.

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イタリア フィレンツェ

■アグリ・ツーリズモ(農家民宿)コルテ・ディ・バーレ

近年日本でも人気上昇中の農家民宿の先進国イタリアのフィレンツェ近郊にこの宿がある.トスカーナ・ワインの大産地であるこの地「グレーヴ・イン・シャンティ」で,シャンティ・ワイン用のブドウを栽培し,自家製ワインを製造するほか,オリーブやサフランの畑も持っている農家である.農家の古い建物を宿泊施設と農家レストランに改造し運営し,ワインやオリーブオイル,サフランなどの販売もしている.

起伏に富む広大な畑や遠くの山々が作りだす景観は,癒しを与えてくれる.このような場所でのんびりと過ごしたいという客が訪れ,何日も滞在をするのである.またまた,日本的感覚で,農作業体験のメニューはあるのかと尋ねたのだが,子どもたちの教育活動や見学の一部としての農業体験はあるが,宿泊客の多くは何もしないでのんびりと過ごし,おいしい物を食べることや飲むことを楽しみ,プールに入ることも人気があると言われ,さすがイタリアと妙に納得したのである.法的にも,農作業をすることは従業員契約しないとできないという規制もあるという.

日本のアグリ・ツーリズムで成功している能登「春蘭の里」に訪れる人たちは,農作業やキノコ採りなどを楽しんでいるが,ただのんびりというのもこれから求められてくるのかもしれない.

農家民宿の事業は,ホテルなどの通常の宿泊施設に係る法的規制が緩和されており,税の優遇などの支援も受けることができるが,あくまでも農業が本業であり,民宿の収入が上回ってはならないことや,宿泊施設の新築は認められないなどの別の制約がある.しかし,経済的には農業経営だけでは厳しい面があり,民宿を行うことで農家全体の経営はうまくいったと話してくれた.

 イタリアでの,この施策の目的の一つは,農村景観の保存にある.農家の経営を助け,歴史的な農家の建物などが朽ち果てることを止めようという狙いである.農業の多面的機能が言われて久しいが,農家が農業をやりながら生活ができることが大前提となるのであるから,日本においても経営効率化を求めるばかりでなく,環境や食への貢献としての所得補償を更に充実させるべきである.それにしてもTPPは問題が多すぎる.

 

 明日より石川県議会主催の海外行政視察に参加します.視察国はドイツ,スイス,イタリアの3カ国,奇しくも脱原発を宣言した国です.視察は環境施策,農業観光施策等です.

 久々の海外視察,有意義かつ充実した研修にしたいと思います.もちろん脱原発への転換と国民の意識や国の今後のエネルギー政策ビジョン等についてもしっかり見聞してきたいと思います.

 県会議員の海外視察は税金の無駄遣いというような意見もあることは承知していますが,無駄かどうかは内容によるのであって,自らの見識を高め,石川県の政策にも十分に活かしうる視察にしてきます.

視察の概要 10月23日~30日 ************************

ドイツ フライブルク 「エネルギー・エージェンシー・オブ・フライブルグ」訪問:再生可能エネルギー取り組み状況,政府の電力買取制度の現状など 「ボーバン団地とプラスエネルギー住宅のシュリアベルク団地」,「ソーラ・プロジェクト施設」:フラウンホーファー研究所,サッカースタジアム,「市環境施策レクチャー」
スイス ベルン   「ベルン市観光局」:歴史的建造物を生かしたまちづくり
イタリア フィレンツェ 「アグリツーリズム」取り組み

 なお,帰国後翌日より第2回目の東北視察(福島,宮城10月31日~11月2日)に出発します.