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» 5.琴古流尺八のブログ記事
5月20日,石川県教育会館において,北日本琴古流尺八連盟の第44回演奏会を開催した.富山,金沢,高山,福井などから尺八愛好家が集まり,地区持ち回りで開催している.今年は金沢会場,近年は希望者が多く今回は34曲のプログラムとなった.
絃方は東京の藤田親小夜先生,富山の林淳子先生をはじめ7人の先生方,一人何曲も受け持っていただき,いつもながらハードな日程だ.古曲の演奏会では,このように朝から晩までという形もひとつの特徴となっている.あくまでも3人による三曲合奏を基本に曲をつくるからである.聞く人は辛いかもしれないが,心地良くお休みいただいても一向に構わない.よほどひどく音が外れた演奏か,完璧な演奏のときは,寝ている余裕はないかもしれない.
私の今年の発表曲は「茶音頭」,合奏としては,ほぼ三十数年ぶりになる.学生時代にもっとも回数吹いている曲かもしれない.初級ながら名曲で,合奏も楽しい.といって,楽しんでいたら,盛本先生はもっとハードな曲をやらなきゃと言われ.来年は,しっかり練習しないと指が動かないような曲にしろとプレッシャーをかけられた.さすが2年連続の初級曲は避けないと,難曲に挑戦できなくなってしまうかもしれない.
5月18日・19日,石川県を会場に北信越議員野球大会が開催さた.
県議会には野球部が存在する.練習,試合は欠席で納会だけ参加という幽霊部員も含め40人近くが加入している.党派を超えて野球を楽しもうというわけである.全国の都道府県議会にも野球部が多くあり,交流試合も毎年行われている.
かつては,視察とからめ公費を支出していたと国民から批判を受けていたこともあったのだが,今はそんなことはない.毎月なんと3,000円もの会費を納め加入しているのである.毎日の業務は多忙を極め日程調整もままならないのであるが,かつて部活動や早朝野球などででならした議員はかなりの力の入れようである.他県では,甲子園出場やプロ経験者もいるから怖い.
さて,この北信越大会の試合は出れなかったのであるが,金沢城の五十間長屋で行われた開会式のオープニングで尺八を吹いてほしい,監督,部長から依頼があり,お引き受けした.石川県,金沢開催に少し文化の香を加えることができたかな・・・
ビエンナーレ秋の芸術祭,石川県三曲協会定期演奏会が1日に開催されました.今回は久々に参加することにしました.(なんとか時間が取れそうでしたので)
演奏曲は3曲,琴古流尺八本曲「鹿の遠音」(金大竹糸会OB2年目黒田くんとの合奏),地唄「吾妻獅子」(研箏会千鶴の会),そして,前流派合同の「万葉詩曲」です.
琴古流尺八本曲の発表は,県三曲協会演奏会では初めての発表でしたので,興味を持って聞いてくださった方も多く,良かったと何人かの方に声をかけて頂きました.都山流などとの違った味も感じてもらえたのかなと喜んでいます.
合同曲の「万葉詩曲」唯是震一氏の曲で,手は決して難しくはないのですが,単純であればなおミスは目立つもの,なかなか緊張もしました.(上:北國新聞記事参照,尺八左から3人目)
いろいろ忙しい毎日でしたが,思い切って演奏会出演を決め,参加できました.今度は,10月9日の研箏会千鶴の会第15回演奏会でも数曲出演の予定です.
▲ 吾妻獅子の出演メンバーで(大谷親千鶴先生を囲み)
6月11日,泉野図書館で第8回「風のおきみやげ」の舞台がありました.なき島崎恵子さんをしのぶ会です.出演者は島崎さんゆかりの演奏家,語り手,朗読の方々です.
語りの本田和さんとの縁でこの会に参加させていただいています.ことしは,東北大震災の慰霊,鎮魂の気持ちを込めて,東北津軽に伝わる根笹派の本曲(独奏曲)「下り葉」,そして,本田さんとのコラボで「100万回生きたねこ」です.100万回・・・では,耳になじみのあるジャズ「サマータイム」や映画音楽「ロミオとジュリエット」をいれてみました.
東北に思いをはせ,宮沢賢治作品や,チェルノブイリを題材とする詩の朗読のプログラムもあり,命と自然,原発とエネルギーを考える機会ともなりました.
5月22日,恒例の北日本琴古流尺八連盟演奏会が開催されました.北信越の琴古流のアマチュア演奏家が持ち回りで開催してきたこの演奏会も今年で43回を数えます.今年の幹事県は富山県,会場は富山市能楽堂で演奏曲は今年も多く36曲となりました.わが金沢星雲会からも,金大の学生5名,社会人OB6人が出演しました.
今年も絃方の先生方のご協力により,一流演奏家による三絃,筝との合奏の機会を得て,出演者は皆,緊張の中,最高の演奏をしようと努力しました.が,本番は難しい,舞台には魔物が住んでいます.悲喜交々の楽屋風景でした.
東京の藤田親小夜先生,名古屋の伊藤三津江先生,富山の林淳子先生をはじめとする諸先生方,いつもありがとうございます.
ほぼ全曲古典曲で,朝の9時からから晩の6時までノンストップ,「聞きたいときに聞いてください.たまには休みながらどうぞ」というこの演奏会形式は,43年前から変わっていません.スピードを追い求める今日の生活パターンとは対極を行くこの世界,空間,なんともいいものです.
私の今年の発表曲は「磯千鳥」.学生時代から何度も舞台に出した曲です.マイ・フェイバリット・ナンバーのひとつです.「棹の雫か涙の雨か,濡れにぞ濡れし,濡れ衣.身に沁むけさの浦風に,侘びつつ鳴くや磯千鳥.」この後唄は最高ですね.今回のできは,コメントしないことにします.
5月14日,尺八の指導を行っている金沢大学竹糸会の新入生歓迎コンパが開かれました.
私がこの竹糸会に加入したのが1973年.嗚呼,あれから38年.しかし,コンパのスタイルはあまり変わりません.飲むこと.語ることを楽しんでいます.
そして,この古曲中心の地味な音楽サークルが40人以上の部員を維持し続けているとは奇跡に近いことです.もちろんそれだけのめり込ませる何かが楽器と音楽にあるからですが,ここが金沢ということもあるのかもしれません.
変わったのは二次会がカラオケボックスになったこと,38年前は,フォークギターに合わせてみんなで歌っていました.
今年の1年生,尺八4人(女性3,男性1)これもそのころは考えられませんでした.毎年,意欲ある新入生に出会えて幸せです.今年もがんばろう!
5月12日,金沢市宝町にある障害者福祉施設「コスモス」に尺八演奏ボランティアで伺いました.語りの本田和さんが毎月訪問されている施設で,私はこれで2回目になります.
今回はディズニーの曲と童謡,演歌などと虚無僧の本曲あわせて数曲演奏させてもらいました.体でリズムをとったり,じっと聞いてくれたりと,興味を持ってもらえたと思います.
この日の会では,利用者さんの手品の披露もありました.私はタネが全く分かりませんでした.施設職員の方のお話では,この手品,100ショップで買ってきているそうです.ほかにも,工作などではよく利用するとのことでした.どんなものがあるのかたまには見に行こう.
尺八ボランティア続けます.そして,ミニコンサートや古曲の硬い演奏会まで,ぼちぼちそして真剣にやります.呼ばれればどこへでも,尺八吹き・県会議員 ・・・・
5月7日文教会館ホールで,韓国禮山郡の李光寿(イ・グァンス)率いる民族音楽院と韓国舞踊の踊り手3人による演奏会が開催されました.金沢と関係の深い,韓国の英雄尹奉吉(ユンボンギル)の生地禮山郡からの来日です.
先月末の韓国訪問でお会いしたところですが,この公演は兵庫の加古川でのワークショップと公演に続き金沢での開催となっていました.
3月11日の東日本大震災が起こり,この公演は震災復興支援のチャリティー演奏会にすると院長李光寿氏の温かい決断がありました.本当に感謝の一言です.
公演は,今年もまた,魂の叫びともいうべき圧倒的な迫力と渾身の演技・演奏で感動的なものでした.そして,今年新たに加わった韓国舞踊の3人の女性の踊りも優雅で力強いもので,観客の視線を釘付けにし,癒しと元気をあたえる素晴らしいパフォーマンスでした.
私も,前座としてアリランの尺八演奏を頼まれ,喜んで引き受けました.演奏会終了後の打ち上げ会でも,演奏家たちのパワーは衰えることがなく,日頃の鍛練とキムチパワーだと確信したところです.
もう一度,元気をありがとう.復興支援,脱原発頑張ります!
民族音楽院日本支部HP http://www.samulnori.jp/