» 1.脱原発エネルギーのブログ記事

29日金沢市内,中谷さん宅の学習会に呼んでいただいた.例によって参加者の皆さんが持ち寄った手作りの料理をみんなで美味しくいただきながら楽しんで,第2弾が学習会という流れである.
私の今回のテーマは「エネルギーと発電のしくみ」,ipadのプレゼンソフト「key note」を使ってやってみた.久々の授業のとりくみである・

エネルギーの定義や種類,エネルギー変換,そして,原子力発電のしくみ,実現を諦めるべき核燃料サイクル,高速増殖炉のしくみなどについて解説,そして,再生可能エネルギーのしくみや可能性についても話した.
そして,福島原発の現状や志賀原発直下のs−1断層についても,私が知りうる情報についてお伝えした.

原発のエネルギー効率は33%であり,起こした電気の背後で,その倍の熱エネルギーが海水を温めていることについては,知らない参加者の方もおられ,驚いていた.人間がエネルギーを消費する限り,動力であっても,照明であっても,冷房であっても,どのような用途であっても最終的には熱エネルギーに変わる.もちろんその熱の放出を妨げると言われている温暖化ガスは削減しなければならないが,省エネルギーは熱そのものの削

減であるから,重要である.これにはみんな納得だった.
ただ,やはり質問の多くは,放射能の性質や危険性についてである.放射線量と発がんリスクの問題,除染は有効なのか,河川や海洋の放射能汚染は進んでいるのではないか.食品の検査体制に対する不備・不満,災害廃棄物と放射能,下水汚泥や焼却灰の比較的放射線量の高い廃棄物,多くの問題が全く解決に向かっていない.

まだまだ多くの人が福島を忘れていない.志賀原発の地震,断層に対する危険性,廃炉への道筋などについて,さらに大きな国民の意見が巻き起こるであろう.
衆議院選挙など政治の動きについては,これから厳しいとりくみになると思うのだが,皆さまの力強いご支援をお願いし続けていく.

21日一般質問を終えた.今回は志賀原発直下のs-1断層の問題を中心に県の姿勢を質した.
国の信頼は地に落ちたと言いながら,新しい規制庁に期待していると言い,断層調査とその審査について自ら検証しようという意思は全くない.真剣に志賀町民や石川県民の生活と命を考えているとは思えない.ひょっとしたら,これだけの安全対策をしたから多少地面がずれたってなんとかなるだろうと,新たな安全神話を信じているのか,あるいは,そこまでは考えたくないが,何かあっても自分は安全なところへ逃げれば良いと思っているのか,まさしく誠意ある答弁,気概を持った答弁は知事からも危機管理監からも聞くことができなかった.

多くの学者が典型的活断層だと指摘している断層を,北陸電力が,建設認可当時と同じ業者に委託して,活断層かどうかの調査をし,これを国が審査する.認可当時の資料をもとにした再審査は拒否している.
県は,当時の審査の状況を再点検する気もなく,断層調査の能力を持っていながら自ら調査をせず,国に責任を転嫁している.
こんなわかりやすい,原子力ムラ,虜(とりこ)の関係を続けている.能登の議員もまた同じなのだろうか,あまり口を開いてくれない.しかし,今後も真剣にかつしつこく,議会での質問と対話によって真実と問題を明確にして,能登からの脱原発の思いを共有したい.

一般質問全文と新聞報道 盛本HP
http://molimoto.com/?p=865

9月21日定例会一般質問に立つ.質問項目は,政府発表の新エネルギー戦略についての知事の見解を求める.最近,知事は原発の再稼働や運転の継続に傾斜した発言が目立ってきた.これまでは,エネルギー政策の青写真を見極めないと主体的判断は難しいと述べてきたが,今回のエネルギー戦略について,改めて見解を求めていく予定である.
また,もう一つの質問は,志賀原発1号機直下の活断層問題についてである.あれだけ専門家から活断層であると指摘されたs-1断層,もうその時点で今後運転することは断念すべきであるという主張をしたい.そして,当時そのような調査資料が出ていながら,建設許可に至った審査の在り方,経緯,判断の根拠,そして,電力と一体になった国の責任についても追及の構えがあるのか知事に確認したい.
また,廃炉に向けた法整備と地域への支援策を求めていく行く必要性を議論していきたい.
このほか,教育関連でいじめとその根本にある問題について議論を展開していく.教員の長時間労働についても再度追求する予定である.

9月21日(金)14:30頃~ 質問20分と答弁 傍聴していただければ幸いです.
県議会中継 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/gikai/cyukei/cyukei.html

県議会議員で構成する議員連盟,研究会一つ,農業研究会は,毎年,勉強会や視察を行っている.今年の視察は,能登の農業石川ブランドをめざすとりくみの調査研究だ.
視察地は、①能登牛肥育実験農場 ②春蘭の里 ③前田農園 ④農林総合研究センター砂丘地農業研究センター

今回は監査の日程と重なり、残念ながら視察に参加できなかった.この写真は欠席者へのお土産である.こんな素晴らしい自然の恵みが能登にはある.世界農業遺産の地である.原発をなくしてこの財産を売りにする.これが石川の未来へのとりくみになると確信する.

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ブルーベリーワイン,春蘭の里 はざぼし米,奥能登揚げ浜塩,能登の赤土野菜 すくなかぼちゃ 赤土甘藷 赤土馬鈴薯

金沢市は,東北大震災の災害廃棄物の受入方針を発表し,先日の地元説明会に続き,一般市民対象の説明会を開催した.私が参加した歌劇座での第1回の説明会には,100数十人の市民が参加した.
市長の挨拶と経過説明に続き,環境省の担当課長から国の広域処理方針と現状,放射線の基礎と基準値の説明,市の環境局長から,岩手県宮古地区の漁具漁網の受入方針と放射線の状況について説明があった.3.11から多くを学び自ら勉強した市民を前に,低線量放射能の危険性をやさしく否定するという印象であった.

質問は受け入れに対する不安と反対の発言がほとんどで,放射線を現地の人も受けているのだから,金沢でも放射能があっても受けてもいいではないかという人1人だけが,賛成意見であった.この意見はある意味で明快である.放射能をみんなで引き受けようという考え方である.

しかし,この考え方に私は立たない.放射性物質の集中管理という原則は守るべきである.その処理・保管技術をもっている自治体はないのである.また,微量であっても,低線量内部被曝のリスクが明らかになっていない中で,放射性物質の拡散を行うことは,現に今,被曝してしまった被災者の被害すら軽視したり無視したりすることにつながりかねない.
福島を中心とする避難者のうち,故郷へ帰る人もそうでない人も被災者すべてへの経済的補償と,可能な限りの除染(居住,生活区域からの放射性物質の移動),今後の健康管理を求め続けねばならない.

現地の思いから離れた,国環境省と一部利権企業との思惑によって,地域内の対立を生み出すような問題が,どの受け入れ表明地域でも起こっている.客観的で合理的な根拠を失った広域処理は中止し,被災地に雇用と経済的効果を生み出す現地での安全な処理に予算を投入すべきである.

北陸電力は,拒否していた社民党国会調査団の受け入れを,一転了承した.原発反対団体の視察拒否というあまりの暴挙に世論が反発したことがこの変化の大きな要因であろう.当然のことである.もちろん社民党が国にもこれを許してよいのかと申し入れもしているから,電力会社への強い指導が行われたことも事実であろう.これもあたりまえである.社民党国会議員団の素早く的確な対応に敬意を表したい.
当たり前のことが,直ぐにそのようにならないのが原発の問題である.今回のことでもそれが明らかとなった.

さて,国会議員団の調査は,現在の北電の調査がいかに不必要なものであるのかを明らかにし,また,調査によってあらたな断層隠しが進むということにならないように監視の目を向けることになる.
断層の年代確定,すなわち活断層かどうかは,そのずれが地表近くに現れていて,その上の層にどのような変化を及ぼしているかを見ることが重要となる.しかし,この部分は建屋の建設,原子炉の設置の過程で剥ぎ取られているという,ここでいかに最新の機器で大規模な調査を行っても,当時ほど正確な調査には及ばないという.
ところが,建設前の調査結果を見れば明らかに活断層の特徴を示している.複数の学者がそう見ている.確信している.この時点に戻って当時の資料に基づいた厳格な審査を再度行うべきである.ここにこそ当時の原子力行政の闇が潜んでいるからである.

調査団の視察は,9月下旬に行われる予定である.私たち石川県の社民党議員団も同行する.

原子力基本法

 (基本方針)
第二条  原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。
 
 自主・民主・公開の原則である.
 
 北陸電力の調査団受け入れ拒否は,明らかにこの原則に反している.
 調査受け入れ拒否の理由として,原子力に理解が得られない団体の視察受け入れの優先度は低くなると答えている.理解を得るためというのが視察受け入れの目的のようである.しかし,この申し入れは調査の申し入れなのである.開発・利用・安全確保のための調査を拒否する理由はない.
 独占企業の傲慢さと,少数者への差別の構造,そして,焦りが見える.
 
 その上で,このような対応をすれば,企業のイメージは悪くなることは容易に予想できるが,それでも拒否するには理由があるのだろう.調査に入られたほうが都合が悪いのである.特に,専門家を伴っての調査は何が何でも避けたいのであろう.
 しかし,そうですかという訳にはいかない.抗議と再度の受け入れを申し入れる予定である.また,国にもこのような電力会社の対応の問題点を質さねばならない.
 
朝日新聞デジタル 120905 ↓
 

「脱原発の方、視察お断り」 北陸電、福島氏らを拒否

 北陸電力(本店・富山市)が8月下旬、社民党の福島瑞穂党首ら党関係者による志賀原発(石川県志賀町)の視察要請に対し、「原発の必要性に理解がない方への対応は難しい」との理由で拒否していたことがわかった。

 北陸電力地域共生本部は「視察の要望が相次いでおり、現地が多忙な状況にある。『脱原発』を掲げる政党に視察を許可しても原発への理解は得られず、優先順位が低いと判断して断った」と説明する。

 視察を要請した社民党の担当者は「どういうことなのかさらに説明を聞きたいと申し込んだが、推進の立場でないと聞きに来られるのも困ると言われた。党として北陸電に申入書を出したい」と話している。

チューリップTV ニュース
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20120905155442

 

 8月31日,志賀原発直下に活断層!渡辺満久講演会が開催された.もうこの新聞と,パワーポイントの画面を見ていただければわかるように,事実のねじ曲げと隠蔽は,はなはだしい.
 市民の粘り強い訴えと行動しかない.さまざまな方法を駆使して,続けよう.無原発の世界のために.


 
講演動画サイト
http://www.ustream.tv/recorded/25082053

 8月20日,「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団は金沢市内で街頭宣伝活動を行った.
 志賀原発の差し止めを求める訴訟を起こし,いよいよ法廷での闘いが開始される.このとりくみを広く県民に知ってもらい,応援団を募る目的で行った.サポーターへの登録とカンパのお願いである.

 志賀原発の差し止めをめぐっては,過去に2回の裁判が行われており,2回目の裁判では勝訴=差し止めの地裁判決を勝ちとっている.しかしながら高裁,最高裁では逆転となり,敗訴が決定した.この時の地裁判決を見れば,まさしく福島原発事故を予言しているような判決であった.この判決と警告に真摯に対応していたならば福島の事故は防げたのではないかとも言われている.

 さて,今回の裁判は3.11を受けての再々度の訴えであり,全国各地の原発立地地域の裁判とも連帯して闘われる.多くのサポーターがこの裁判を支え,脱原発の世論形成,そして,差し止め,廃炉へとつながるとりくみにしていきたい.
 この訴えのあと,国原子力安全・保安院の専門家会議で,志賀原発直下の活断層の存在が指摘された.今回の裁判はこの活断層の見逃し,見落としについても追求していくことになる.

 多くの皆さんのサポーター登録をお願いします.
 http://i-peace-ishikawa.com/2012/06/27

 サポーター募集用紙
 サポーター用紙① サポーター用紙②

 今年も8月15日が訪れた.終戦・敗戦から67年が経った.1945年の非戦の誓いは平和の方向へとは進んでいない.格差の拡大は貧困すら引き起こし,依然として沖縄差別は強化され,脱原発の未来は明確になっていない.戦争状態ではないが平和と平等は実現されていない.
街頭演説は続けなければならない.戦争を思い,聴き,伝える活動を続けない限り,わかりやすく勇ましい,偏狭なナショナリズムがまき起こってくる.原発もまたお国のために必要であるという原子力ムラ,財界の巻き返しが起こってきている.フクシマを忘れてしまえば,また惨禍を繰り返すことになる.

折しも,竹島や尖閣列島をめぐる領土問題がまた起こっている.弱腰だとか毅然とした対応とか,またまた,日本人なら当然だろうという論調が目立つ.沖縄をアメリカに好きなように使われ,大事な福島の自然とふるさとを失いかけている,これこそが領土問題だ.どっちが大事か考えればすぐわかる.
それでも,日本人の多くの,韓国や北朝鮮や中国に対する発言や視線と米に対するそれとの違いは,完全に差別とコンプレックスというしかない.
互いのメンツを主張し,それをとことん突き詰めようとすれば,暴力と戦争に行き着く,懸案は先送りすればよい.先送りできないのは,原発や税や社会保障の未来だ.徹底して話し合い,方向を見いだいていくことこそ急がねばならない.

8月2日, さよなら志賀原発実行委員会は活断層に関わる申し入れを行った.

志賀原発直下の断層(S-1)が活断層であると,原子力安全保安院の専門家会議で複数の学者から指摘され,北陸電力に調査の指示,そして,調査が行われようとしている.北陸電力が調査して,実は活断層でしたと結論を出すことはあり得るだろうか.
この断層は,1号機建設前から話題になっていた疑惑の活断層である.北電と国一体となった見落とし(見逃し)が行われたのではないかと,強い疑義がある.であるから,私たちはまず「廃炉」を要求しているのである.そして,その断層が活断層であると考えて,確認の調査を行うべきだと言っている.つまり北電調査だけではだめで,国の監視の下でも信頼はない,よって,石川県から断層の専門家で「原子力村」から遠い人を加えてこの調査を検証すべきだと言っている.
また,このような間違いを犯した当時の関係者や関係企業を明らかにすべきとも要求している.過去の検証なしには,これからの信頼に足りうる調査や情報の公開はありえないからである.

県の安管協(原子力環境安全管理協議会)に、専門員会を設置し、より専門的で厳格な審議をし、安全確保に努めるとした石川県は、活断層問題が出るや否や、この委員会の設置を先送りした.このことから、大飯3,4号機の再稼働に続き、志賀原発の際稼働に向けた条件整備のための設置だったことが明らかだ.

本当に厳格に安全審査を行うのであれば、断層専門家,特に厳しい見方をしている専門家を委員に迎え、専門員会を実働させればよいのである.このような追及にも、委員を引き受けてもらえるかどうかも明らかではないので、即設置も難しいという苦しい回答に終始した.しかし,委員の選任は白紙から行うと答えた.誰を委員として,いつ設置し,何回,どのような論議をさせるのか,追求を続けたい.

兎も角、この活断層問題は徹底的に厳しく見ていかねばならない.県民の「騙されないぞ」という多数の目が注がれ続けなければならない.そのための、調査と情報公開と宣伝活動に全力をあげる.

7月26日,社民党県連合,原水爆禁止石川県民会議から,志賀原発直下の活断層の確認と即時廃炉を求めて申し入れを行った.この断層が見落とし,あるいは見逃しとすれば,県の責任も重大である.当時の調査内容の詳細と議論の中身の徹底情報公開も重要な課題となる.

申し入れの模様は,社民党県連HP
http://www6.ocn.ne.jp/~syamin/katudou/index.html

7月22日,能登半島志賀町を出発した大阪の「能登ピース・サイクル」は,昨晩金沢に到着,今日23日朝,県庁を訪れ,県知事への申し入れを行った.原子力安全対策室長と防災対策課長が対応した.
申し入れの内容は,これまで各方面から指摘が続いている,能登「半島」という地理的環境の中での原発事故に伴う避難の困難性と,先日明らかになった原子炉直下の活断層の相当程度確実な存在の上に立った,運転中止,廃炉の要求である.平和運動センターの中村事務局長と森金沢市議,盛本が同席した.

メンバーの厳しい追求にも,県当局は,防災については,国の示す30km圏外へと踏み出す意思はなく,県としての主体的判断ととりくみを進める意思を示さなかった.また,活断層の存在についてはあくまでも「疑義」であるとし,現時点での廃炉に向けた動きを完全に否定した.
この活断層が認定されれば廃炉に向かうとの認識は示したが,北陸電力の再調査を見極める姿勢に変わりはなく,これも県としての自主的な地質調査への関わりの意思は示さなかった.

石川県民の安全を確保すべき責任を持つ県は,活断層の存在が強く疑われた時点で,国の一貫性の無さを指摘しているだけでなく,志賀原発そのものの安全性が強い疑問あるものであると認識し廃炉を求める動きを開始すべきである.
大阪の仲間の継続したとりくみに敬意を表すとともに,社民党も広く市民グループとも連帯しながら,今後,継続した申し入れと,市民へのアピールの強化をしていく予定である.

ピースサイクル全国ネットワーク http://blog.peace-cycle.main.jp/

またもや,原発に関わる疑惑(嘘)が明らかになった.17日に突如発表された大飯と志賀の原子炉直下の活断層の存在についてである.
昨日の保安院専門家会議の中で,複数の専門家は,典型的な活断層の地層であるとか,その疑いは強く再調査を求めるなどの意見を述べている.
 
 こんなことが見落とされたとは考えにくく,北陸電力も自社の都合の良い解釈を学者にさせ,この活断層を意図的に無視したとの疑いは大きい.これを,国の各機関が見落としたとすれば,これもまた,グルだったのかあるいは,その程度の安全審査しかできない組織だということになる.
原発は,まず建設地を決め,これにめどがつくと,あとはそこが建設にふさわしい地であるようにデータを揃えていくというやり方が常態化していたことを意味している.東北大の今泉教授は,当時の審査にあたった専門家を公表すべきだと述べているが,当然の主張である.

今後,再調査となると考えられるが,北陸電力がそう簡単にこれを認めるとは考えられない.再稼働どころか,建設の認可そのものが間違いであったということになり,それは廃炉を意味するからだ.
石川県関係者も,廃炉ということになれば大変なことになる,電気代が上がり企業が逃げていくなどと述べていると,新聞は報道している,
大変だから,動かして欲しいというのなら,命より電気が大事だということになる.しかし,廃炉は当然の道と考えれば,あとは未来をどうするか考えるしかない.原発のない自然豊かな能登半島,石川県を売りにするという明確で,新たなビジョンが生まれてくる.当然,私は,後者であるべきだと考える.

これから,廃炉の要求を基本に,安管協に設置される専門委員会のメンバーの改革とその議論の公開と内容検証を厳しくやっていく活動を行なっていかねばならない.

 大飯原発の停止と,脱原発を求めるうねりは次第に大きくなって全国に広まっている.毎週金曜日の首相官邸周辺での行動,全国各地の週末デモなどが拡大している.このような中での脱原発10万人集会が東京代々木公園で開催された.

石川県からも各種団体や個人が参加したが,平和運動センターと社民党,市民運動グループは2台のバスを貸切り集会へと向かった.早朝4:45集合,23:00帰県という強行スケジュールである.しかし,この集会に参加し,一人でも多くの声を政府や電力会社,国民に訴えたいという思いをバスの中で一人ひとりが語りながら,片道7時間の充実のバスの旅となった.

公園ではステージから呼びかけ人の挨拶があった.90歳の瀬戸内寂聴さんの「聞いてもらえなくても言い続けよう」という言葉は,「言い続けなければ何も変えることはできない」ということであり,脱原発運動の厳しさと決意を表していた.また,中嶌哲演さんの「なぜ福島や若狭でなければならなかったのか,なぜ巨額の原発マネーをばらまかねばならなかったのか,なぜ50万人にも上る被曝労働者を必要としたのか」との改めての訴えは単純だが大きな意味を持っている.その答えは簡単すぎるが,福島原発事故で現実としてはっきりし自覚することとなったのである.炎天下,呼びかけ人の言葉に真剣に耳を傾け,頷き,参加者の思いは集まり,連帯感を実感する集会となった.

集会後,私達石川県社民党グループ参加者は,3方向のパレードコースのうち,渋谷コースに参加しシュプレヒコールを繰り返しながら,都民にアピールした.
参加者は17万人で延々続くパレードに,沿道からのエールはあったが,反応はまだまだだ,あきらめずにやり続けなければ・・・

原子力環境安全管理協議会(安管協)は,突然昨日日程が発表され,本日12日開催された.主な議題は,安環協のもとに専門委員会設置することである.
今日は,委員会開催前に専門委員会の設置目的と運営についての要望を行い,委員会の傍聴も行った.

先の6月定例会の一般質問で専門委員会の設置と,委員に安全規制に厳しい目を持った専門家を専任することを提案したが,設置するとの答弁はなかった.その後,自民党議員からの質問に答え専門委員会設置を予定していることが明らかにされた.

▲ 北國新聞 120213

原発については,運転中・停止中にかかわらず,安全確保は重要である.そのような意味で専門家の批判的で厳しい目による監視は,地方でも不可欠である.であるから,恒常的に専門家による委員会の活動は行うべきである.
しかし,今回の専門委員会設置は,いかにも再稼働の準備という感は否めない.3.11以降,安全確保と規制は国の責任であると言い,積極的な安全対策を求めるための調査や会議を行なってこなかった県が,大飯原発の再稼働以降,志賀原発再稼働の条件整備に入っているように感じるのは私だけではないだろう.
このような懸念を払拭できるかどうかは,委員の人選と議論の内容にかかっている.石川県の本気の構えが見えないのが残念であるが,「客観的に安全性を議論していく」という言葉を証明する人選と運営を行なってほしい.

安管協本体の議論についても,県民の率直な不安や疑問を積極的に出せる場とならなけらば,これも,国と北陸電力の主張の追認機関ということになってしまう.今日の会議では,地元の志賀町長や羽咋市長から,福島原発事故の原因究明や,専門委員会の回数や検討内容について疑問の発言があったが,当然であろう.他の各界各層からの代表者の意見も積極的に出してもらう必要がある.そして,県民がその内容をしっかりと知ることが出来るような透明性と情報公開の徹底を求めていきたい.

要望書 120712安管協申し入れ

わい・がやスクール第3回「放射線内部被曝を学ぶ」を,6月20日教育会館で開催した.前回の「エネルギーを学ぶ」に続き,脱原発の視点から,放射線内部被曝について知ろうという企画である.鎌仲ひとみ監督作品の「内部被ばくを生き抜く」を視聴し意見交換を行った.約20人の方が参加してくださった.

避けがたい放射線被曝の中にある福島の人々,その中でも最大限その被ばく線量を下げようと毎日の努力が続いている.特に子どもたちの食品による内部被ばくを避けようと,放射線量の測定を行なっているチーム二本松のとりくみ,まさしくそれは,この映画の題名「内部被ばくを生き抜く」とりくみだ.
この映画の中で,あるお母さんは,「すぐ避難すればいいのに」と言われるのが一番つらいと語っている.避難したいができない理由は多くある.誰が考えても住むことは危険だと言われる地域,ここは,避難したくなくても避難すべき地域だ,しかし,グレーゾーン,人の感覚によって,学者の見解によって,住んで良いのか悪いのかの意見が別れるような地で,避難しようとすることは相当の決断も必要となる,仕事,生活費,人とのつながり,それに伴う心の問題,単純に正解が見つかる問題ではない.

まず,被曝障害の予防の原則に立ち,避難範囲を広く確定すること.その上で,その範囲外では,避難するもしないも,その人の選択の権利を認め,それに伴う支援,いや補償を行うのが行政と電力会社すなわち加害者の責任である.住むと決めた人には,徹底した除染を実施するか,その費用(十分な費用)を補償する,汚染されていない食品を供給することである.常に現地にいる人達のところに心を置いて考えた対応が,行政にも市民にも求めれれていると強く感じさせる映画だった.

参加者からは,もっと多くの人たちが学ぶべき,議員にも党派を超えて考えて欲しいという意見があっった,また,学校給食の検査体制や,震災廃棄物の広域処理の問題についても意見が出された.まだまだ議論は続けていかねばならない.脱原発の運動と並行して.

内部被ばくを生き抜く 公式HP
http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/

 

 被曝67周年の今年,恒例の非核平和行進が全国で実行されている.石川県でも北・南コースで原水爆禁止石川県民会議のメンバー,労働組合員らが集会と平和行進・デモを行った.

 折りしも,前日よる政府が大飯原発の再稼働を決定した.この夜,首相官邸を取り巻く1万人を超える市民の抗議の声は,テレビに映し出されることもなく,日本は何事も無く進んでいっているようにも見える.しかし,この理不尽な,無謀な再稼働は許されないと考えている国民は過半数以上はいる.この日の原水禁の行動,その後つながれていく平和行進もまたその抗議と撤回を求める市民の声だ.

 強大な原子力ムラの必死の抵抗と工作が進められている.この原発への揺り戻しの力に勝つことは相当に厳しい.しかし,今後の各地の再稼働反対の市民の声と行動こそが力を持っている.諦めることなく脱原発を主張していきたい.原発をやめなければ,この,金と権力に塗れる日本社会が変わることはできない.

6月10日,中央公園には1500人を超える市民が集まった.脱原発を訴え,大飯原発再稼働に抗議し,志賀原発をはじめとするすべての原発の廃炉を求める人々である.
はからずも,前々日の野田首相の「国民を守るために大飯原発を動かす」という宣言直後の集会となった.参加者のみならず,国民の多くが,この論理のかけらもない,ただ私がやるのだという,勘違いのリーダーシップに怒りが収まっていないそんな時である.

 この,さよなら志賀原発集会は,全国各地の動き同様,これまでの労働組合中心の集会デモから,一般市民,若者,仕事リタイア組まで幅広く呼びかけ,それぞれのアピールのし方で,思いを表現するスタイルである.集会では,音楽,パフォーマンス,そして素直な言葉で原発反対が訴えられる.もちろん,これまでのスタイルに慣れた人たちの硬い挨拶や演説も受け入れられる.デモとパレード,シュプレヒコールと歌,ラップのコラボレーションもなかなかいい.浮かれているように見えても,みんな真面目である.もっともらしい顔をして,やっぱり原発がないと日本の経済は立ち行かないなどと語る人とは真面目さの質が違う.既成概念や力関係に屈しない信念を持った真面目さだ.

パレードは,金沢市民に声をかけながら,大きな声で脱原発を訴えながら進んだ.その声は,北陸電力の前と知事公舎の前で特に大きくなった.再稼働反対!原発を持たない電力会社になってください.県民の声を聞いて,しっかりと判断をしてください.私たちの決議を受け取ってください.この,教条的でない,ほんとうの思いを伝えるこれらの言葉を聞く耳を持っているかどうかそれが問題だ.参加者はもう2000人あまりになっていただろう.
この市民の思いを,権力的に強引に無視するようなら,そう上品な抵抗で終わるということはないだろう.大飯についても志賀についても,日本のエネルギー政策についても,国民の議論を押し殺すのではなく,徹底的に国民的,県民的議論を進めていく姿勢を求めていきたい.

平和運動センター 速報

6月9日,石川県原子力防災訓練が行われた.これまで志賀原発から10km圏内での避難訓練を中心とした訓練であったが,今回は,国のUPZ30kmの方針を受けて,避難地域を30kmまで拡大をした.また,放射能漏れが起きなくても,その可能性が予想される時に予防的に避難を行う5km圏内PAZが設定され,この区域内の住民の避難訓練も行われた.
避難箇所は,輪島市と金沢市の2か所,ここに先日割り当てられた受け入れ側の市町が受付とスクリーニング班を設置し,避難者の確認とスクリーニング,除染を行う.

30kmを想定した避難訓練は日本で初めてであり,訓練に参加した住民も,過去最大の800人と発表があった.しかし,30km圏内の人口は15万人であり,福島事故では,50kmまで及ぶ地域で避難しなければならない事態となっている.このような訓練が,現実の事故で生きてくるのかは疑問がある.
事故想定は,ただ30km範囲に避難が必要な放射能漏れというだけで,気象条件を定め,その場合にどのような放射性物質の拡散が起こるかをシミュレーションしたものではない.SPEEDIを活用してより具体的な想定のもとで訓練を行うべきである.

初めての訓練であり,谷本知事も第一歩だと記者会見で述べていたが,当然であろう.であれば,防災計画とそれに基づく訓練が十分に行われ,検証されなければ,再稼働の議論に入ることは許されない.この訓練が,安全対策を実施したという実績として,再稼働の布石になるとはありえない.

訓練では,私達社民党議員団及び協力市民により,住民へのアンケート調査も行った.今後結果の分析も行い,県市町に提言を行なっていく.

▲ 訓練後の記者会見