3月20日七尾市のサンライフプラザで開催された世界農業遺産シンポジウムに出席した.
IMG_0126s谷本知事,不嶋七尾市長のあいさつにつづき,服部学園理事長の服部幸應さんの基調講演,そして,地元中能登町で有機農業や田んぼの生き物調査にとりくむ,いまい農場・今井清博さん,珠洲で珠洲の物産販売や観光のコーディネート,地域活性化にとりくんでいる,道の駅すずなり店長・篠川杏子さん,能登の食材を積極的に仕入れ,東京で日本酒とスローフードの店「方舟」を経営する,株セオリー社長・原誠志さん,3人のパネリストとコーディネータ国連大学高等研究所客員教授の敷田麻美さんによるパネルディスカッションが行われた.

服部さんの講演は,これははっきり言って会の趣旨に沿うものとは言い難かった.時間の無駄だったか.敷田コーディネータはいみじくも「あとのディスカッションががやりにくい,迷惑だ」ときついお言葉,その通りだった.主催者の意図もわからず,人寄せパンダだったのだろうか.
さて,パネルディスカッションはなかなか充実した内容で興味深いものだった.参加者に農業遺産の意義と,これからの能登半島の未来の光IMG_0130sを感じさせるとりくみの紹介,議論が行われた.
能登の持つ自然,人のつながり,地域の活動,産物が価値あるものであることを自分たちが再認識し,この価値を説明発信する必要性と,これを都会や他の地方に広げる情報発信の効果的方法や人のつながりの構築が重要であるとの議論だった.このときに「世界農業遺産」という「おすみつき」も十分に活していき,またそれに見合う農林水産業の在り方も追求していかねければならない.
まだまだ北陸の発信力は弱く東北の一部と思っている人々もいるとのこと,また,米にしても,新潟,富山,福井のほうが石川,能登よりもブランド力があるようだ.世界農業遺産,新幹線金沢開業は追い風になる.そして,志賀原発を止めればさらにイメージはアップするはずだ.