石川県議会環境農林建設委員会県外視察第一日目は、大分。小松空港から羽田経由乗り継ぎ便で所要時間約4時間で大分空港に到着した。
羽田での乗り換えは、同じ機材の同じ席という、降りなくても良かったのにと言いたくなるめぐりあわせ。新幹線の金沢開業で、小松空港の今後の方向性が議論されているが、国際便の充実と、国内乗り継ぎ便の拡大が要とされる。こんな乗り換えなら便利だが、すべてそんな訳にはいかない。移動距離と時間の条件改善と利便性向上は重要だ。

さて、大分の視察地は、九州電力新大分火力発電所、高効率のコンバインドサイクル発電所である。脱原発のための再生可能エネルギー拡大の過渡的発電、あるいは、共存の発電として注目される。

20121017-130627.jpg熱効率が、従来の石炭火力や石油火力が30%程度であるのに比べ、液化天然ガス(LNG)によるコンバインドサイクル発電は50%から60%と高い。発電量あたりのコストやCO2削減に効果を発揮する。
まずガスタービンエンジンでタービンを回転し、ここで生じた600℃の排気熱で水蒸気をつくり、こ

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れによって同じ軸を持つ水蒸気タービンを回転させ、発電機をまわす。有効に熱エネルギーを電気エネルギーに変換するシステムである。また、起動が短時間ででき出力の調整もできる利点をもっている。

本発電所は総出力約230万kwであり、4年後に新たに、更に効率の良い最新型の48万kwの機種を増設する予定と説明を受けた。見学は、原子力発電のようなものものしさはなく、職員のゆとりも感じられる印象だった。放射線に対応する防護服や線量測定の必要がないだけでストレスは相当に少ないだろう。

設備の価格を質問したところ、24万kwのシステム3機73万kwからなる系列全体で1200億円ということだった。100万kw級の原発の建設費が数千億円と聞いたことがあるが、比較すればかなり安価と言えそうだ。

問題はガスの価格で現在やや上昇ぎみということだったが、今後、メタンハイドレートやシェールガスの成分次第ではこれを燃料にできる可能性も高く、燃料費の低下は十分に期待できるであろう。