10月6日石川県教育会館で,いしかわ教育総研10周年記念集会が開催された.
教育総研は県教組のシンクタンクとして2002年に発足,平和・人権・環境教育や教育政策の批判検討や制度改善,教育環境整備などに向けた調査研究,提言を行なってきた.
教育予算の分析や学校図書館図書費の継続的調査などは,県内各市町の予算に大きく影響を及ぼし,その充実に大きな力を発揮してきた.また,全国学力テストが学校現場,子どもたちに及ぼす影響についても批判的に提言をし続けている.http://www.geocities.jp/sokenisikawa/index.htm

中央教育総研副所長中央大学池田賢市さんの記念講演「教育総研の果たす役割と今後の方向性」での,問題の本質をつかみ,小さなことを見逃さない「嗅覚」が求められている,や,学習観の捉え直しについて,権利として保証されるべきは,消費の対象としての知識の個人内蓄積を目的とするものではない,知識は自らがつくり上げるものなのであって,選択肢の中から選んでくるようなものではない,「生活」の視点を持つことで知識が相互につながってくる,また,地方における教育総研の役割は,具体的な地域や子どもの姿を描く中で課題を提示することである,教育は具体であり,また,普遍的な行為・現象である,という分析と提言は,示唆に富む貴重な指摘として心に留めておきたいと思う.