北陸電力は,拒否していた社民党国会調査団の受け入れを,一転了承した.原発反対団体の視察拒否というあまりの暴挙に世論が反発したことがこの変化の大きな要因であろう.当然のことである.もちろん社民党が国にもこれを許してよいのかと申し入れもしているから,電力会社への強い指導が行われたことも事実であろう.これもあたりまえである.社民党国会議員団の素早く的確な対応に敬意を表したい.
当たり前のことが,直ぐにそのようにならないのが原発の問題である.今回のことでもそれが明らかとなった.

さて,国会議員団の調査は,現在の北電の調査がいかに不必要なものであるのかを明らかにし,また,調査によってあらたな断層隠しが進むということにならないように監視の目を向けることになる.
断層の年代確定,すなわち活断層かどうかは,そのずれが地表近くに現れていて,その上の層にどのような変化を及ぼしているかを見ることが重要となる.しかし,この部分は建屋の建設,原子炉の設置の過程で剥ぎ取られているという,ここでいかに最新の機器で大規模な調査を行っても,当時ほど正確な調査には及ばないという.
ところが,建設前の調査結果を見れば明らかに活断層の特徴を示している.複数の学者がそう見ている.確信している.この時点に戻って当時の資料に基づいた厳格な審査を再度行うべきである.ここにこそ当時の原子力行政の闇が潜んでいるからである.

調査団の視察は,9月下旬に行われる予定である.私たち石川県の社民党議員団も同行する.