今年も8月15日が訪れた.終戦・敗戦から67年が経った.1945年の非戦の誓いは平和の方向へとは進んでいない.格差の拡大は貧困すら引き起こし,依然として沖縄差別は強化され,脱原発の未来は明確になっていない.戦争状態ではないが平和と平等は実現されていない.
街頭演説は続けなければならない.戦争を思い,聴き,伝える活動を続けない限り,わかりやすく勇ましい,偏狭なナショナリズムがまき起こってくる.原発もまたお国のために必要であるという原子力ムラ,財界の巻き返しが起こってきている.フクシマを忘れてしまえば,また惨禍を繰り返すことになる.

折しも,竹島や尖閣列島をめぐる領土問題がまた起こっている.弱腰だとか毅然とした対応とか,またまた,日本人なら当然だろうという論調が目立つ.沖縄をアメリカに好きなように使われ,大事な福島の自然とふるさとを失いかけている,これこそが領土問題だ.どっちが大事か考えればすぐわかる.
それでも,日本人の多くの,韓国や北朝鮮や中国に対する発言や視線と米に対するそれとの違いは,完全に差別とコンプレックスというしかない.
互いのメンツを主張し,それをとことん突き詰めようとすれば,暴力と戦争に行き着く,懸案は先送りすればよい.先送りできないのは,原発や税や社会保障の未来だ.徹底して話し合い,方向を見いだいていくことこそ急がねばならない.