わい・がやスクール第3回「放射線内部被曝を学ぶ」を,6月20日教育会館で開催した.前回の「エネルギーを学ぶ」に続き,脱原発の視点から,放射線内部被曝について知ろうという企画である.鎌仲ひとみ監督作品の「内部被ばくを生き抜く」を視聴し意見交換を行った.約20人の方が参加してくださった.

避けがたい放射線被曝の中にある福島の人々,その中でも最大限その被ばく線量を下げようと毎日の努力が続いている.特に子どもたちの食品による内部被ばくを避けようと,放射線量の測定を行なっているチーム二本松のとりくみ,まさしくそれは,この映画の題名「内部被ばくを生き抜く」とりくみだ.
この映画の中で,あるお母さんは,「すぐ避難すればいいのに」と言われるのが一番つらいと語っている.避難したいができない理由は多くある.誰が考えても住むことは危険だと言われる地域,ここは,避難したくなくても避難すべき地域だ,しかし,グレーゾーン,人の感覚によって,学者の見解によって,住んで良いのか悪いのかの意見が別れるような地で,避難しようとすることは相当の決断も必要となる,仕事,生活費,人とのつながり,それに伴う心の問題,単純に正解が見つかる問題ではない.

まず,被曝障害の予防の原則に立ち,避難範囲を広く確定すること.その上で,その範囲外では,避難するもしないも,その人の選択の権利を認め,それに伴う支援,いや補償を行うのが行政と電力会社すなわち加害者の責任である.住むと決めた人には,徹底した除染を実施するか,その費用(十分な費用)を補償する,汚染されていない食品を供給することである.常に現地にいる人達のところに心を置いて考えた対応が,行政にも市民にも求めれれていると強く感じさせる映画だった.

参加者からは,もっと多くの人たちが学ぶべき,議員にも党派を超えて考えて欲しいという意見があっった,また,学校給食の検査体制や,震災廃棄物の広域処理の問題についても意見が出された.まだまだ議論は続けていかねばならない.脱原発の運動と並行して.

内部被ばくを生き抜く 公式HP
http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/