6月6日午前7時過ぎから約6時間にわたって,金星が太陽の前を通過した.金星の太陽面通過または日面通過といわれる現象だ.地球の公転面と金星の公転面が重なる珍しい時間帯ということになる.

この日は,1日監査委員の仕事が入っていて,とてもゆっくりその通過を観察できる日ではなかったが,次回は105年後ということだし,幸いにも晴れるという日になったからには,何とか記録に残したいと挑戦してみた.

 300㎜程度の望遠レンズに減光フィルターをつけて撮影もしたが,この赤い太陽の写真はちょっと違う.アメリカ「コロナド社」製の太陽望遠鏡PSTとコンパクトデジカメ(リコーR8)を使って撮ってみた.ややピントは甘いが,プロミネンスも少し映った.それなりの面白い写真になったと思う.

こうやって太陽の活動をHαフィルターを通してみると,地球の生物が生きる源となっているエネルギーのすごさと大切さが実感できる.人類はこのエネルギーの本当に一部しか利用していない.太陽のエネルギーは元は核エネルギーである.原発をやらなくてもこの核エネルギーを電気や熱に有効に活用していくことに技術を注ぐことに力をいれなければ,持続可能な社会は訪れない.